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2008年2月

ショルティー君、(犬の)歯石を手術で取る!

  会社のセキュリティ犬であるショルティ君の歯石を手術で取ることになりました。

1_5 事の発端は、顧問先の専務さんの話を聞いてからです。専務の飼っている犬が歯石の為、歯茎が歯槽膿漏となって歯が10本もぐらついて、手術で抜いてしまったようです。

それを聞いて、ショルティにも歯石が沢山ついていたので、決心して手術で除去してもらうことになりました。実は、以前から気になっていて若干取れるものは取ってはいましたが、かなりしっかりと張り付いていて難しいのです。

人の場合、歯石ぐらいの治療を手術とは言いませんが、こと犬に関しては全身麻酔をかけるので手術となります。でも最初はなんと大げさな・・・と思っていましたが実際、先生にお願いして後学のため手術に立ち会いましたところそれはまさしく手術そのものでした。

3_4 手術をお願いした先生は、いつもの掛かりつけのふくま獣医科病院の先生です。この先生は、普段は犬と猫に限定した治療しか行なっていませんが、怪我をした野鳥を時々連れて行きますと親切に診てくれて治療も無料でしてくれます。そうしたお付き合いもあるので気安く色々質問したりしています。

  PM1:00から病院に入って、まず手術前には、血液検査を行ないます。これは赤血球と白血球を調べて手術が出来るか否かを決める手立てとなるようです。そしてもちろん鎮痛剤も打ちます。手術前のこうした処置に対して痛くないようにするためです。

4_3 ショルティは、右足に大きな針を刺されてもおとなしくじっとしていました。他の犬と比べてどうですか?と聞きますと先生は、「なかなかおとなしい犬だ」と云ってくれました。

血液検査では、手術OKという結果でしたので、早速大きな麻酔の注射液をすでに刺さっているところから注入しました。すると風船が萎むようにゆっくりとショルティの体の力が抜けていきました。

6 そして、いよいよ手術の準備です。手術に際して心電図、脈拍、酸素濃度、二酸化炭素濃度などのセンサーを次々につけてモニタリングし出しました。そして、手術を始める寸前に、先生が「あっ、呼吸がとまつたねぇ・・・」と、困った風でもなくひとつの現象みたいに云われました。

それを聞いた私は、驚きましたが・・・先生は、「じゃあ人工呼吸で行きますか・・・」とあっさりと言って機械の操作をされたのです。「先生、大丈夫なのですか?」と、問いただすと、「あのう・・・よくあることなのです。獣医によっては最初から人工呼吸で手術をされる先生もおられますから・・・手術の途中で止まった方が危険といえば危険なので・・・」と言われて、冷静そのものです。

Photo   歯石のオペは女性の方がされていて、先生と私はその状況を見ながら、先生に色々と質問を浴びせました。この地区では歯石を取ることをお願いするのが少ないことや、最近の動物病院では、特に都市部で治療の専門化が進み、眼科、耳鼻科、皮膚科といった人間と変わらないぐらい専門医で開業されている方がいるということも話として聞き出しました。

歯石は超音波の衝撃で砕いていく感じです。熱が出ますから水も注ぎます。その治療法は人間と一緒です。しかし、歯石の着き具合は半端ではありません。取るのにひと苦労のようです。それを見ながら、白内障の話になりました。犬も歳をとると白内障に掛かるようです。

9 そしてなんと人間と同じくその手術があるそうです。水晶体を超音波で砕いてその欠片を吸い取って、代わりにプラスチックレンズを入れる手術ですが、人間だと準備してからだと、五分ぐらいで終わるぐらいの早さですが、犬の場合は、人を手術する医者が犬のオペをやると意外と梃子摺るようです。

その理由を聞くと、犬の水晶体は人間のものより固いそうです。だから二~三十分は掛かるとの事です。「年老いた犬に白内障の手術をしても、意味ありますかねぇ~」と先生に聞きますと、「それが・・・どうも術後、犬にとって生活意欲が湧いてくるみたいですよ・・・」とのことだったので、やはり犬と雖も人間と同じ心持なのだなあ~と思いました。

10 そうこうして時間が経ち、歯石をとった後は、歯をきれいに研磨して、そして徐々に麻酔が切れるのとそれに合わせて、自力呼吸が開始されるのを待ちます。もともと、麻酔は注射の液では三十分ぐらいしか持たないようにしてあり、あとは鼻からのガス麻酔で利かせていたようです。

やはり、自力呼吸をするまでは見ていて緊張します。万一、うまく戻らなかったら・・・と余計な心配をします。このときはわが子同然の不安感です。そして、先生にこう尋ねました。「先生、やはりこうした手術は、最初と最後が特に油断ならないのでしょう・・・」と、そしたら「そうですね・・・」と言いながら、呼吸器をちょっと止めては、ショルティの足の裏を揉んだりして様子を伺っていました。

11 すると、お腹がピクリと動いて、「あっ、呼吸をし出した・・・」と小声で看護婦さんが言います。そして、さらに様子を伺います。しばらくすると急にショルティが、ガバッと起き上がって、なんだ!と言わんばかりの顔をして身に着いた物を急に取ろうとして暴れます。

そこを素早く、「ショル!大丈夫だよ!」と云って抑えてあげました。身に着いた物が除かれて、私の顔を見て安心したのか、すぐに落ち着きを取り戻しました。時計を見ると丁度一時間と四十分掛かっていました。

先生から、術後の検査を済ませる必要があるので五時ごろ引き取りに来てくださいとのことでしたので、一旦帰ることにしました。治療費は金額として一万五千円で済みました。こうした動物病院は、地域や病院によって治療費は変わるそうです。要するに取り決めがないとのことでした。

料金については、事前に説明を受けていましたが、人間と違って保険とかが無いですから「うわっ高いなあ~」といった感じがしていましたが、いざ治療に立ち会うと、色々な処置がこんなにも沢山あることに驚き、逆に安いいなあと・・・申し訳ない気持ちでした。

ショルティを五時に迎えに行った時は、もちろん!お礼のお菓子をもってご挨拶しました。ショルティはなんだかホッとしたようでうれしそうでした。

そして肝心なことは・・・これから、ショルティの歯磨き特訓をしなければならないということです。これについては後日また・・・書くつもりです。

愛犬家の皆さん、犬でも歯磨きをしないとこんなことになりますよ!

by  大藪光政

 

 

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