ペット

ショルティの気持ち・・・

20071006_016 シェトランド・シープドッグ(通称シェルティ犬)という犬の種類は、犬に関心のある方はご存知かと思いますが、外見はコリー犬に似ていますが、小柄です。しかし一応中型犬です。

もう、飼って九年経ちますが、病気や怪我のひとつもせずに元気そのものです。この犬は牧畜犬なので、よく動き回ります。そして音に敏感で、賢いといえば賢いです。

さて、我が愛犬は西洋の犬なので、自我の確立がいろんな行動にて出てきます。たとえば散歩のコースも自分の気に入らないコースにさしかかると、とたんに座り込んでそのコースを拒否します。

こちらが、おやつを食べているのを見つけるとリビングのガラス戸を前足で、コンコンと叩いて「わしにもくれ」と催促します。もし、おやつの分け前をやらないものなら、家の裏に回って、裏の家の犬に吠えて、「主人がおやつをくれない!」と言い付けます。

また、あるときは外に散歩をしたくなったら、リビングのガラス戸を前足で、コンコンと叩いて私に、外に出ようと誘います。それで「散歩に行こうか?」などと言えば、その場でぐるぐる回って、大喜びで裏の犬に「おれは今から散歩に行けるのだぞ!」といって喜びの雄叫びをあげます。

ショルティはご近所では、皆から「ショルちゃん」という愛称で呼ばれます。もともとは、「シェルティ犬なので、ちょうど指揮者のゲオルグ・ショルティの名前をダブらせてつけたものなのですが、皆さんそんなことはご存知ないので、「ショルちゃん」といっているのです。

このショルちゃんはとても、人にやさしいのです。とてもちいさなお子様から、大人まで、怪しい人で無い限り、誰が体のどこを触っても大丈夫なのです。でも、相手が犬だと、自分より体が大きくてオスだと警戒します。小さな犬や猫ならたとえオスでも心配なく応対ができます。

お隣の奥さんが庭をいじっている時には、フェンスに自分の体を寄せ付けて、触ってくれと甘えます。そして、隣のご主人が出かける時とか、帰ってくる時は必ず、車庫の近くまでフェンスを前足で叩くようにして、送迎をします。

そんなショルちゃんと散歩に出かけた時、ご近所に身障者の方がおられて、ちょうど施設の車が、お迎えに来られているのに出くわしました。先方も、もちろんショルちゃんを知っています。すると、車椅子の傍におられたお母様が、「まぁショルちゃん、おはよう!」といって「ショルちゃんおいで!」と、その場でしゃがんで声を掛けられました。

すると、ショルティは走って駆け寄りました。どうも犬ってやつは、立ったまま「おいで!」といってもなかなか来ませんが、しゃがんで目線を同じにして、「おいで!」と言うと、飛んでくる仕掛けになっているようです。

それで、そのお母様が、「タカシさん(仮名)、あなたも触ってごらん・・・ほら、ショルちゃん毛がふさふさしている・・」と言われましたので、私が「ええ、立派な毛皮でしょう!」といって笑いながらタカシさんを見ると、本人は触りたくても手が自由に伸ばせません。

ショルティは、車椅子の方を見ましたが、少し遠慮がちにタカシさんを見守っています。それで、私がショルティを抱えて、タカシさんの傍まで寄せて上げましたら、やっとタカシさんの手に触れることが出来、タカシさんの顔にうれしい微笑みが浮かびました。

その笑顔は、本当に清々しい笑顔でした。毎日、新聞でやれ偽装だなんだかんだと騒ぐ世間とはまったく無縁な、純粋で、気持ちの良い朝にふさわしい笑顔でした。

ショルティは、一通りのご挨拶を済ませると、早速お好み散歩コースを私と一緒に出かけました。ショルティは意外と人の気持ちがわかるみたいで、こうした人と人のふれあいも意外と大切にしています。

犬は飼い主に似ると、言いますが、立派な犬に育てようとしたら、まず「隗より始めよ」の格言通り、自身から身を正さなくてはなりません。

偽装をさせておきながら、社員が勝手にやったことだから・・・との言い訳をする経営者には、社員を育てる資格はないのです。

本当に困った世の中になりました。経営者は、動物を育てることから多くの教訓を得る必要があるのではないでしょうか?

by 大藪光政

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